クレーターは隕石の衝突以外にも、隕石に匹敵するほどのエネルギーが瞬時に一箇所で発散される現象(つまり爆発)によっても生み出される。
冷戦時代は核爆発によりネバダ核実験場などに多数の核爆発によるクレーターが出来たが、そのほとんどはその後風雨により自然消滅したか、人為的に埋められた。 しかし強力な爆発が起こったものや、雨のなかなか降らない地域で行われた実験場では、いまだに何十年も前の核爆発クレーターが痕跡として残っているところもある。
右画像のクレーターは1962年7月6日、ネバダ核実験場で行われたセダン核実験によるクレーターで、その際に放出されたエネルギーは435テラジュール(TNT換算で104キロトン)。直径約390m、深さ約97.5mのクレーターが出来た。
天体ごとの様相 [編集]
地球 [編集]
地球に落ちる隕石の大きさがそれほど大きくなくても巨大なクレーターができる。クレーター径は隕石の直径の約20倍と見積もられており、周囲5km、深さ170mの大きさのクレーターはクレーターとしてはかなりの大きさだが、それを作った隕石の大きさは直径約250mでしかない。地球上のクレーターは100個以上確認されているが、大部分は侵食で痕跡すら消えてしまっている。
地球上で見られるクレーターの中には、ニッケル、金などを多く含んだものがあり、世界最大の鉱山を形成している場合もある。この為、有望な鉱脈を発見する手がかりともなっている。
バリンジャー・クレーター(アメリカ・アリゾナ州、直径1200m、深さ180m)
チクシュルーブ・クレーター(メキシコ・ユカタン半島- 直径約300km。地下約1000mに埋没している。)
御池山クレーター(日本・長野県飯田市上村 - 直径900m。日本で初めて確認された。)
シルバーピット・クレーター (イギリス・北海 - 水面下40mにあり、堆積物で埋もれている。現在確認されているイギリス唯一のクレーターであるとされているが、異説もある。)
フレデフォート・ドーム (南アフリカ共和国 - 現在知られている最大の隕石衝突跡)
サドベリー隕石孔 (カナダ - 現在知られている世界で2番目に大きい隕石衝突跡)
マニクアガン・クレーター(カナダ - 現在ダム湖になっている)
ピングアルイト・クレーター(カナダ)
月 [編集]
月のクレーターの大部分は38億年前よりも以前に作られたものである。その頃にはまだ太陽系内に多数の微惑星が残っていたために大きな衝突が何度も繰り返された。地球の表面では大気や水によって侵食やプレートテクトニクスによる海洋底の更新があるためその痕跡が残っていないが、月では大気や水が存在しないためクレーターがそのまま保存されている。
しかし、昼と夜の大きな温度差による熱膨張・収縮の繰り返しや太陽風の衝突によってわずかずつではあるが風化は進行する。また、宇宙空間からチリが降下し少しずつ降り積もっている。そのため、新しいクレーターでは縁がはっきりしており光条が延びているが、古いクレーターでは縁がはっきりしなくなり光条が失われている。
テニス
セキュリティ
花火
仏教絵画
東北地方
壁画
日用品
セパタクロー
印刷
水球
アスペルガー症候群
学習塾
ベリーダンス
北陸地方
水彩画
恐竜
水墨画
両生類
ジオキャッシング
アニマルセラピー
水星 [編集]
水星は、月と同様に全表面がクレーターで覆われている。この水星の姿は1975年にアメリカの水星探査機マリナー10号によってはじめて明らかにされた。水星の英名Mercuryは、ローマ神話の芸術の神の名であるため、水星のクレーターには文学者や芸術家の名前が命名されている。特に、1350Kmもあるカロリス盆地は水星最大のクレーターである。
金星 [編集]
金星は、厚い雲に常に覆われているため、地表の可視光による観察は不可能である。しかし1990年にアメリカの金星探査機マゼランによりレーダーによる地形の観測が行われ、いくつかのクレーターが発見されている。
火星 [編集]
火星のクレーターは、高地の多い南半球に多く低地の多い北半球には少ない。衛星のフォボス、ダイモスにはクレーターが発見されている。
小惑星 [編集]
地上からの観測および小惑星探査機の観測によりいくつかの小惑星の鮮明な映像が撮影されており、クレーターが多数認められている。特に、(4)ベスタは直径460kmのクレーターを持つ。
氷衛星 [編集]
氷衛星の表面にもクレーターが見られる。
ガニメデには13個のクレーターがチェーン状に繋がったクレーターがあり、シューメーカー・レヴィ第9彗星同様に木星の重力により分解した彗星が衝突したためだと考えられている。
カリストには多重リング構造のヴァルハラ盆地がある。
ミマス、テティスは直径の3分の1にも及ぶ大クレーターを持つ。
タイタンは厚い大気と雲に覆われているため地表の可視光による観察は不可能だが、カッシーニによるレーダー観測によりいくつかクレーターが発見されている。
クレーターのない天体 [編集]
木星・土星・天王星・海王星は、固体表面がないため、クレーターはない。
イオは、火山活動が非常に活発で表面地形の寿命が非常に短く、クレーターはない。
クレーターはあるものの非常に少ない天体として、地球、エウロパがある。いずれも、イオほどではないがクレーターの寿命がかなり短い。